Distinguished Lectures in Cognitive Linguistics from BRILL
オランダの学術出版社から出ている、認知言語学のシリーズ。名前の通り、Vol. 1 George Lakoffに始まり、John Taylor, Ronald Langacker, Leonard Talmyと、錚々たる面子が並ぶ。現時点でVol. 25まで出ている。著名な研究者による連続講義(どれも10回)を書籍の形にしたものである。私が見た限りでは、いずれも自説を幅広く解説したもので、入門的であると同時により新しい見解も含んでいて、学説をマスターするには格好のリソースとなっている。
とはいえ、各巻はかなり高額で(約100ユーロ)、揃えるのは個人というよりは図書館の担当になるだろう。幸い、慶應のメディアセンターは全巻保有、そのうえオンラインで読めるので、自宅にいても学べる。有り難い。
なお一部の巻については、上記ページのカタログから「本文以外」の部分をフリーアクセスで読める。Websites for Cognitive Linguistics and CIFCL Speakersというコーナーは一度見るとよいかも。