東京五輪の時も垂れ幕が出たが、今回も。
つぶさにTVを見ているわけではないが、活躍の報が伝わってくる。健闘に拍手。
今回は馬術競技で92年ぶりのメダル、戦前の西選手以来、というニュースを見て、ああ、バロン西!と突然思い至った。8月のこの時期は戦争関連の記事やTV番組もあり、その連想もある。バロン西つながりで言うと、栗林中将が松代と縁が深い人だということをこの本で知り、硫黄島…地下壕…松代大本営…と断片的知識が符合した時はうはっ、と思わず声をもらした。
五輪で注目を浴びた人は多いが、個人的には五種競技で初のメダルの佐藤選手に特に拍手喝采したい。要求されるスキルの全く違う種目で優れた数字を出すというのは、論理的に考えてアスリートの頂点。「論理的」というのは古代ギリシャの精神だしね。いつぞやの五輪で(調べたら1984年ロスアンジェルスだった)、聖火の最終ランナーがかつての十種競技王者だったという話もあり、欧米では特に尊敬の対象となっていると思われる。もし将来日本でまた五輪を開催することがあれば、佐藤選手に聖火の最終点火ランナーになってもらってよいレベル。