2020/07/10

日本語と世界の言語の名詞修飾表現

プラシャント・パルデシ、堀江薫(編)2020『日本語と世界の言語の名詞修飾表現』ひつじ書房

言語類型論は、形態論、および統語論でも単文の構造(基本語順、格標識、一致など)の研究が先に発展した。複合的な構造の中では、名詞修飾、特に「関係節」と呼ばれる構造が早くから注目を集めてきた。その後、研究の進展によって−−日本語からの寄与も大きい−−関係節の本質を問い直す作業もなされている。本書はそうした成果の上に立ち、広範囲の言語からの事例報告と理論的考察を提供している。



COVID-19蔓延によるキャンパス封鎖のため、手元に来るのが遅れた。今学期は間に合わないが、次の学期ではさっそく授業の題材に組み込むことにしよう。