2020/04/20

血涙を諧謔に変えて


グレッグ・レイク(2016.12.7没)「ゴードンが生き残ったたようだな…」
ボズ・バレル(2006.9.21没)「ククク…奴は四天王の中でも最弱…」
ジョン・ウェットン(2017.1.31没)「人間界ごときに残るとは歴代クリムゾン・ボーカルの面汚しよ…」

おまけ:
エイドリアン・ブリュー「ボ、ボクは?」
マニア一同「アンタは声の出るギター!」

(初出:January 2017)


追記:今年(2020年)に入って、といっても1〜2月は忙しく、もっと最近になって知ったのだが、ビル・リーフリンの訃報を聞いた。現在の編成のクリムゾンでは欠かせない存在で、2015年の来日では手練れのドラミングとキーボードを聴かせてくれた。2018年の来日時はキーボード専任だったのだが、ひょっとすると体調がすでに悪かったのかも、と思うと悲しい。悲報はそれにとどまらず、ニール・パートも今年に入って亡くなったと知って愕然。ラッシュの音源は最近集め直していたのだが、ニールはミュージシャンズ・ミュージシャンの典型のようなドラマーだったと再認識。あらためて深々と、敬愛をこめて、合掌。

さらにこの記事の後に、ゴードン・ハスケルも亡くなった(2020年10月)という報を見た。ついに1969-1974年のヴィンテージ・クリムゾンのベーシスト&ヴォーカルが皆あちら側に行ってしまったことになる。「リザード」にイエスからゲスト参加のジョン・アンダーソンは健在だが、まことtempus fugitを痛感する。ゴードン・ハスケルは歴代ヴォーカルの中では評価の高い方でないが、「リザード」でのキレッキレとは逆の、何と言うか鉛色の狂気を感じさせる歌い回しは実は好きだったりする。