2020/04/02

Moscow (February 2002)




2月のロシア。モスクワの郊外にて。とにかく、雪。東京育ちにとっては、空気が凍てつくという感覚をしみじみ味った。冬山のスキーに行ったこともないので、氷の結晶がキラキラと空気中に踊っているの(<日本語を忘れた。ダイヤモンドダストだっけ?)を初めて見た。緯度が高いのか空気のせいか、理由はわからないけど光が蒼い。一つ目の写真はロシア文字を映したかっただけ。ちなみに、この雪原は陸ではなく、氷結した湖なのである。 次は白樺と空の色のコントラストが面白そうだったので。そのまた次は夕暮れ。




モスクワ郊外の歴史あるシナゴーグ(ユダヤ教会)に行った。この日は滞在中最も寒くてマイナス15度。寒さの「質感」が違う。それでも猫は肥えている。最後の写真は別の日の夕暮れ。雲は重いのだけれど、なぜか太陽がくっきりと見えるのは不思議なもの。

この年は例外的な暖冬だったそうで、シナゴーグに行った日が平年並みだったくらいで、その後は0度くらいまで気温が「上がった」。地元の人も、2月というのに雪が溶けてぬかるんだ街並みを見るのは初めてだとのこと。