2020/05/13

Badland (Aug2004)



カナダはアルバータ州に化石採掘のメッカがある。バッドランドというところで、かつては石炭採掘でにぎわっていたとのこと。地層が褶曲していて、恐竜時代の地層が露出しているのだそうな。見てのとおり、荒涼たる奇景。なぜか「荒涼」には惹かれる。

バッドランドの中心部、ドラムヘラーにロイヤル・ティレル博物館がある。恐竜だらけ。入り口には復元模型が並んでいて、訪問客はジュラシック・パーク気分で写真をとっていた。





ふつう、化石の展示には「レプリカ」とか「ここの部分は補填して復元」というような説明がついていて、「な〜んだ、これとこれは石膏か」と内心で思いながら見て歩くのだが、ここのはみんな本物。「こ、こんなに完璧に保存されてよいのか!」と深い感慨とともに見て歩いたのであった。ステゴザウルスの「背中」とかトリケラトプスの「うなじ」には感動した。写真にはないけど、ティラノザウルス(ブラボー!)とか大型恐竜になると、「頭部は重くて構造上の問題があるのでレプリカ」と断り書きがしてあり、ホンモノの頭部はちゃんと別に展示されているという念の入りよう。館内では、掘り出した岩石のかたまりから貴重な化石を削り出す作業をガラス越しに見ることもできて、元・科学少年の魂をゆさゆさと揺さぶるのであった。

日本では夏のさ中だったが、この日のカルガリーは10度そこそこ。地元の運転手さんに「トーキョーじゃ11月並みだよ」と言ったら、「カルガリーでも11月並みさ」と返された。