2020/05/04

英語辞書について(ノーマル編)

Macで標準装備の英語辞書を使う

PC上では良質な英語辞書が利用可能である。網羅的な情報を提供する余裕はないので、自分で把握できる範囲で言うと−−

ここではMac OS環境について。そもそも自分のMacに辞書アプリが標準装備されていることを知らない学生もときどきいるので、その確認をしよう。<アプリケーション>フォルダに入ると、<辞書>というそっけない名前のアプリがある。



これをドックにドラッグすると、ドックに常駐するのでいつでも使える。しかしこのアプリ、標準設定では英語辞書が出てこないようである。そこでアプリ立ち上げ後、<辞書>メニューから<環境設定>を表示する。



ここではアメリカ英語の辞書を追加しているが、もちろんその下にあるイギリス英語の辞書でもOK(両方見えるようにするとちょっと使いにくいかもしれない)。なお見ての通り他の言語の辞書も豊富にあるので、ついでに登録すると便利だろう。


アプリ画面をもう一度見ると、辞書が追加されているのがわかる(上の画像は見づらいが)。これはシステム標準のアプリなので、ネット環境がなくても使える。



ネット上の英英辞典

ネット上の辞書も無料で利用可能なものがたくさんある。とはいえ、日本のユーザーがよく使うサイト、例えばWeblioなどでは、英英辞典はまだ充実していないようである。紙媒体の時代からの老舗の定評ある学習者用英英辞典としては、次のものがある。どれもイギリス系。色々いじってみて、インターフェイスが自分の好みに合うものを一つ選んで使うとよいだろう。


アメリカ系も一つだけ。


上に四つあげたイギリス系辞書は英語を母語としない学習者向けで、単語の説明に使うボキャブラリーも難しすぎないものにするよう配慮されていて、学習者が注意すべき語の用法についての情報も含まれている。Merriam Websterは学習者向けでなく、母語話者も含んだ一般ユーザー向けであるが、単語の説明は明解で使いやすい。Thesaurus=類語辞典も提供されている。

なお、Merriam Websterはスタンドアロン(ネット接続不要でマシン上に本体を置ける)アプリとしても無料でダウンロード可能。iOS、Androidどちらのバージョンもあるので、システム環境が変わっても同じように使えるメリットがある。語源情報も記載があり確認したい時は便利である。

英英辞典を使うとどんなメリットがあるか、類語辞典はどんな使い方ができるか、などは授業で実際のテキストに即して話していきたい。